ファミリー [┣映画(韓国映画)]
製作年 : 2004年 韓国
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開日: 2006年12月2日
お父さん、世界でいちばんアナタが嫌いです。
韓国では珍しい父娘の家族物語。韓国映画の親子ものってやはり、男の親子関係が多いらしい。
今年の133本目。韓国映画ブームが去ったとは思わないのだが先日見たトンマッコルの込み具合に比べると雲泥の差。今日見た劇場には30人ぐらいしかいないという状態。
内容については、病に冒されており、娘の子供を自分の子として育てている父と刑務所から帰ってきた娘、親のことも姉のことも慕っている息子の物語。父親と娘は反目しているようにみえるが、素直に心を伝えられない父と娘の不恰好なコミュニケーションがそうさせているのである。よくある話といえば話なのだが、引き込まれてしまった。
それには理由がある。俳優人の演技が押し付けじゃないところだ。日本のドラマにしてもそうなのだが、押し付けっぽい感じがするし、誇張しすぎる感じがする。韓国映画にしても同様だが、この映画に出ているキャストはみな自然な演技をしている。メジャーな人があまり多くないからかもしれないが、実に自然体な感じだった。
最後にあの姉弟(親子)は幸せに暮らせたのかがきになるところ。父親が娘の犯そうとしていた罪を実行してしまったわけだから犯罪者の家族になってしまうという意味で幸せになれたのかが気になるところ。
★★★☆☆ 星3つです。
あらすじ:3年の刑期を終え、塀の外の空気を吸う一人の女。名はジョンウン。美容院での仕事を決め、家に戻った彼女を、事情を知らない年の離れた弟は笑顔で迎えた。しかし元警察官の父の口から、優しい言葉は出てこなかった。母の死を、父のせいだと考えるジョンウンと、厳格な父。二人の溝は深くなるばかりに思えた。ほどなく、姿を見せはじめるかつての仲間たち。また、時を同じくして、ジョンウンは父が病に冒されていることを知る…。
監督・脚本 : イ・ジョンチョル
出演 : スエ 、 チュ・ヒョン 、 パク・チビン 、 ク・ヒスン 、 オム・テウン
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