片山修 ソニーの法則2006 [┣本(ビジネス書)]
ソニーの法則が、ソニーの法則2006になってバージョンアップ。といっても、蘇るの章が追加されています。
ソニーの法則が出た当初は右肩上がりでイケイケどんどんだったように思います。
その後のソニーはご存知のとおり。テレビでの失敗が全体としてのパワーダウンを招き、子会社の清算や、AV機器への経営資源の集中を行い、徐々に立ち直りつつあるという状態。
果たして復活するのかは、本書を読んでもまだわからない。今生まれ変ろうとしている真っ只中だからだ。確かに再生プランは日産のときと同じように必要だと思うが、車に特化し、無駄の多かった日産に比べてソニーは簡単に復活できるとはいまいち思えない。
AV機器、家電は車ほど買い替え需要もないし、デザインで選ぶわけでもない、使う機能は一般的なものであってバリエーションも少ないのではないだろうか。ま、動向は見ていきたいところではあるが。。。
久しぶりに読んでいい言葉が目に留まったので書き留めると、
○客のほしがっている物を作るのではなく、客のためになるものを作れ
○他社の動きを気にし始めるのは、負けの始まりだ。
いいこというなぁ。
★★★★☆ 星4つです。
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