ローレライ [┣映画(邦画)]
制作年度: 2004 日本
公開日: 2005/3/5
福井晴敏の「終戦のローレライ」を、平成「ガメラ」シリーズの樋口真嗣が映画化、日本海軍の最後の海戦を描く。
福井晴敏原作なので見に行くことにした。今年は、亡国のイージスも映画化されるので福井三昧。といいつつも原作は全く読んでいません。
なぜなら、原作を読んでしまうと映画の完成度とのギャップに苦慮することが多いから。どっちかというと映画を見てから原作をよんで、違いであるとか、バックグラウンドを知るほうがギャップに驚かなくてよいと思っている。それに、ローレライは文庫で4分冊なので多すぎ。公開までに読みきれないというのが本音ではあります。
内容は、1945年にドイツから接収した伊507(別名ローレライ)を使って広島以降の第2、第3の原爆投下を防ごうというもの。結局本当の目的は違っていて堤真一扮する朝倉大佐のアメリカとの交渉ためではあるのだが。
映画の展開としてはさすがフジテレビといったところかな。原作の長さから考えればかなりまとまりがなくなってしまうところなのだろうが、2時間の映画としてもきっちりまとまっていたと思う。特に間延びする部分もないし、つじつまが合わなくなるところもない。最後30分ぐらいは結論が見えていたのでどういう展開で結論に至るのかといったどきどきはらはらはなかったのは残念ではあるが。
内容に関していえば、映画が開始してから1時間ぐらいで10人ぐらいが退席。完全入れ替え制だったので前回からの続きの人ではない。ということは、つまらなかったということか。10人って結構多い方だと思うんだが。。。原作との違いにげんなりしたのだろうか。ちょっとその辺がわからないけれど。
内容以外の部分では、VFXの質が悪い。ハリウッド系映画に慣れてしまっているからかもしれないが映画館で見ていてもCGとリアルな映像との差が明らか。テレビで見たら最悪に近い状況で差がわかってしまう。戦闘シーンとか見ていてその部分ばかりに目が行ってしまう。殆どの部分でVFXの粗雑さが気になった。デビルマンほどひどくはないけれども、踊る大走査線とかと比較するとちょっと厳しい。かなり厳しい。それ以外はまぁ許せる範囲内です。
終わったときに隣の人が話している言葉が耳に入ってきた、原作と殆ど一緒だったよ。と。へぇそうなんだ。だとすると1時間で出て行った人って単純につまらなかったのか知らん。どっちかはよくわからないけど、どちらにしても原作は読まないといけないなと思った。
★★★★☆ 星4つです。
「あらすじ」といしては、原作に忠実ですが、やぱり文庫4冊分を2時間に凝縮ですからね。。。
VFX、ホントどうにかならないのでしょうかねぇ~。
by ピカチュウ (2005-03-07 20:15)
>ピカチュウ さん
なるほど読まれたのですね。がんばって読んでみようかな。
VFXはひどいですね。もう少しお金のかけどころってなかったのかなとおもったり。有名な俳優出しすぎ=ギャランティが高すぎなのかしら。
by まろがぁ (2005-03-07 23:16)