指南役 2019年のビッグマック [┣本(ビジネス書)]
指南役の本が出ていたので年始の読書週間で読んでみました。
読み物というよりも、高田さんの絵を中心にその絵の解説を読むといった雰囲気で見るとこの本の特徴をとらえることができます。近未来小説ではありますが、現実起こりそうなことがちらほら書かれているのでSF映画の描写とは別に、リアルな近未来の姿を想像するには最適かな。
知っている企業が統廃合したり、新たなサービスを出したりすることは容易に想定できるが、個々の企業の個々のサービス、商品がではなく、ライフスタイル全体がどうなるかというのを想像するのは意外と簡単なようで難しい。しかも今の生活とのリンクも考えつつといったところが容易ではないしね。
その点この本はわかりやすい。近未来でありつつも10年後先に、こんなになっているんじゃないかという現実的なところから、またちょっと空想かなと思わせる非現実的なところまで大所高所で書かれているのでこれをベースに議論したりすることも可能だ。
新聞がなくなるかどうか、テレビ放送がアナログ終了後ネット放送局に移行するか、契約社員の地位が向上するかというのは個人的にはどうなんだろうとも思うが、ひとつのシナリオとしてはあり得るかも。
10年後に本書を読んだ時どう思うのかしらん。当たってる~なのか、全然なのか、もっと凄いことになっているのか。その時に読み返してみたいと思う。
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