マッチポイント [┣映画(ミニシアター)]
製作年 : 2005年 イギリス
配給 : アスミック・エース エンタテインメント
公開日: 2006年8月19日
人生には、マッチポイントがある。ボールがネットを越えなければ、負け。
今年117本目はウッディアレン監督のマッチポイント。
ウッディアレン作品を見るのは実は初めて。あまりそそられないからというのがその理由なのですが、先日「虎ノ門」を見ていて面白そうな印象を受けたので見てみました。
本作品の主題は運。
いい風に転がるのも運。悪い風に転がるのも運。運に翻弄される主人公。通常ならばしっぺ返しをくらってしまうのが常なのだが、そういう終わり方はしない。まさにウッディアレンの皮肉たっぷりな描き方なのだろう。
水戸黄門的予定調和を求める人には合わない映画かもしれません。人生なんて予定通りする進むものでもありませんし、幸運が続いたら不幸が続くというものでもありません。見ている人にとって「え~~」と思ってしまう主人公の結末もまさに運。いつもと違う映画なので印象的ではありました。
それにしてもスカーレットヨハンソンがだんだんきれいになっていく。真珠の耳飾りの少女、アイランド、ブラックダリアと印象に残る演技が光ります。以前のシャーリズセロンのような感じもしますね。唇がいいですねぇ。まさに旬な女優です。
★★★☆☆ 星3つです。
あらすじ:アイルランド人のクリスは、英国の上流階級に憧れる野心家。高級テニス・クラブのコーチになり、金持ちの息子・トムと親しくなる。ある日トムに誘われてオペラに行くと、トムの妹・クロエに気に入られる。やがて交際が始まり、クリスはクロエの父親の会社の社員になり二人は結婚、クリスの人生は前途洋々に見えた。しかしクリスはトムの恋人・ノラとも浮気を続けていた。ノラを愛しているが、クロエが与えてくれるリッチな生活も手放せない。自分の人生を完璧にするため、クリスは殺人を思いつく…。
監督・脚本 : ウディ・アレン
出演 : ジョナサン・リース・マイヤーズ 、 スカーレット・ヨハンソン
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