江國香織 間宮兄弟 [●本(小説)]
昨年映画化された間宮兄弟の原作本。ようやく本になりました。
映画での佐々木蔵之介、ドランク塚地のキャラクターは本当に合っていたのかが気になったので読んでみることに。映画のキャラクター設定と小説のキャラクター設定が異なっていることはよくあることだし、そのギャップがよかったり、ありえないと思ったりするのはどこでも話題になるところ。
特に話題のベストセラーが映画化されるときは読み手の思いが様々なので賛否両論が出るのは常だ。この作品においては個人的な思いではあるが、キャラクター設定はほぼ同じだったのではないかと思った。ほのぼのとした感じ、やさしい兄と、やさしい弟、だけどちょっとすねたりするなんかあの映画のままの世界がそこには広がっていた。
逆を言えば、ギャップを楽しむものではなく、江國ワールドが映画と小説でダブルで楽しめるといってもよいだろう。映画ではなかった間宮兄弟が気になる女性たちの恋愛模様は女優のイメージがあったから描かれなかったのかなと思ったりしますが・・・・
ま、映画のまんまでした。
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