主人公は僕だった [┣映画(ミニシアター)]
製作年 : 2006年 アメリカ
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開日: 2007/5/19
自分の人生のストーリーを書いているのが、自分でも神でもなく、一人の作家だったら…。
GW明けの映画はやっぱり見るものがありません。47本目は主人公は僕だったを見てきました。
自分が小説の主人公だったらということを考えることはあるが、現実にそれがリアルタイムに起こったら?というのがこの映画のテーマ。しかもその作家が書く小説は必ず主人公が死んでしまうというもの。当然主人公は、自分が小説の登場人物であることを知れば、その結末が知りたくなるというもの。人生自身が思い通りに進んでいるのか、小説家の作られたシナリオなのか複雑に絡みあう。
実のところ本人以外にも恋人も登場人物に出てきたりするので周りの人間も影響を受けているわけだが、この映画の主題はそこにはないのでつじつまが合わないところは考えてはいけない。主人公が最後にしぬのが傑作で、しなないのが駄作だというのもこの映画の主題ではないので問うてはいけないのだろう。
ただ、何かに影響を受けて生き方を変えたり、真似たりすることはある。そんな人を皮肉っているようにも見えなくない。ダスティンホフマンの語ることがまさに監督の伝えたかったことのような気がしてならない。ま、そんな難しいことを考えることなく、コメディとして楽しめばいいのだと思うが・・・
★★★☆☆ 星3つです。
あらすじ:平凡で面白みのない男、ハロルド。国税庁の会計検査官である彼は、過去12年間、毎日決まりきった生活を送っている。しかしある朝、ハロルドの頭の中に、彼の行動を文学的な表現で語る女性の声が割り込んできた。それからというもの、その声はハロルドの頭にたびたび響くようになる。彼女によれば彼はどうも小説の主人公のようで、しかも彼に死が近づいていることもほのめかしていた。それから自分の運命を変えようとするハロルドの奮闘が始まった。
監督 : マーク・フォスター
出演 : ウィル・フェレル 、 エマ・トンプソン 、 マギー・ギレンホール 、 ダスティン・ホフマン 、 クイーン・ラティファ
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