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藤平芳紀 視聴率の正しい使い方 [┣本(新書)]

視聴率の正しい使い方

視聴率の正しい使い方

  • 作者: 藤平 芳紀
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 新書
 
元ビデオリサーチの方が書かれた視聴率の使い方に関する本。視聴率・視聴率といっても一つじゃないですし、何を測定しているのかがわかると面白いかなと思って読んでみました。
半分ぐらいはわかっていた内容でした。視聴率は相対的なものだし、あるチャンネルが高くなれば相対的にほかのチャンネルの視聴率は下がります。なので単純に視聴率が上がったからと言って面白いとは限りません。ほかの番組が面白くないから上がることもありますし、その意味で有意差検定までおこなって初めてどうなのかわかるというのは当たり前のこと。でも知らない人もいるんだろうな。
特に、日テレや、フジで起きた視聴率を上げるための事件や、捏造はまさに単純に視聴率を上げればという思いが原因だったりするんじゃないだろうか。
 
また、今のデジタル時代なのに、BSデジタルや、地デジ、ワンセグなどの視聴率が取れるわけでもないし、録画機で録画したもののの視聴率(録画率)というのも現状取れていない。今後どうしていくのかいまいち見えないが、米国・欧州ではデジタル対応、モバイル対応は進んでいるらしい。日本の現状しかしらないので欧米でいろいろな機器が開発されていることは知らんかった。
日本も開発しようと思えばできるはずだが、今現状で来ていない。やはり、一社独占だからなのか、それとも機器が開発されて測定できるチャンネル数が増えた場合の視聴率が数%になったりすることがいやなのか不明だが、やらない理由は何かあるに違いない。
 
誰かにとってメリットがあるんだったらやるわけだし。今の現状でメリットがあるから(変更するとデメリットが大きくなるから)今のまんまなんだろうなと推測してみる。
 
どちらにせよ、われわれ視聴者が視聴率・視聴率というのはあんまり意味がないような気がする。視聴者にとっての指標じゃないしね。やっぱり広告主や、代理店のための指標であることに間違いはないわけだから。
 

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