ユナイテッド９３

ユナイテッド93

• 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
• 発売日: 2006/11/30
• メディア: DVD

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製作年 : 2006年 アメリカ＝イギリス
配給 : ＵＩＰ映画
公開日: 2006年8月12日
9．11テロ事件の悲劇を正面から描いた、エモーショナルな真実のドラマ

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 今年の夏は、5年前の9月11日を題材とした映画が2本上映されます。ひとつは、ヒューマンドラマっぽい「ワールドトレードセンター」と、もう一本がこれ。社会派ドラマ仕立て。今年95本目。

2つのうちこちらの映画は以前からかなり興味を持っていました。俳優人はメジャーではないものの米国での上映後の評判がすこぶる高い。予告編を見ているだけなのに引き込まれる感覚。これはいい映画かも知れないという予感がありました。

あれから5年。
その出来事を忘れてしまわないようにと作られた作品である。

128分一瞬たりとも気が抜けない。見ている人も乗り出してみるほどの映像。航空管制センターでのやり取り。これは演技なはずなのにこの引き込まれ方は信じられない。10人以上が実際に本人が本人役として出演している。経験した人が演じているのだから起こっていた状況はまさに描かれていたとおりの状況なのだろう。

本当におこっていたことなのだ。5年前のあの日。われわれはテレビでWTCへの激突と崩壊しか映像では見ていないが、実際にはあのようなやり取りがなされていたのだ。

話を美化しているわけでもなく、犯人たちを必要以上に悪く描いているわけではない。残された家族と交信していた管制官たちなどの証言から事実に近い形で描かれている。

管制センターでのやり取りは事実だし、飛行機の中からの電話の内容も事実だ。実際に飛行機の中で行われているやり取りは密室であり、あのような状況だったのか、また犯人たちのやり取りがあのようなものだったのかは誰にもわからない。ただ、あのような状況というのもひとつの選択肢として考えられるということだ。目的を果たすべき飛行機に乗った犯人が目的を果たせていないことを考えればミスではなく、あのやり取りがあったと見るのが自然かもしれない。

これだけ記憶に残るドキュメント？（歴史）映画は今までなかったように思う。少なくとも自分は今までに見たことがない。

感動とか悲しいとかそういう映画ではないけれども、記憶に残しておかなければいけない映画なのだと思った。

今年の夏に一番のお勧め映画です。 （見ておいて損はないという意味で）

この飛行機で日本人も犠牲になっているのは知らなかった。

★★★★★　星５つです。（気持ち＋１★　追加したい。）

 

関連するDVDとしては、

エアポート ユナイテッド93

• 出版社/メーカー: ビデオメーカー
• 発売日: 2006/10/06
• メディア: DVD

同じテーマですが、描き方が違うようです。

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あらすじ：2001年9月11日。ニューアークの空港は、朝の喧騒に包まれていた。離陸の準備を整えたユナイテッド航空93便は、40名の乗客を乗せ、サンフランシスコへ飛び立つ。その直後、ワールド・トレード・センターに2機の民間機が激突した。その頃、ユナイテッド93便の機内でも、テロリストが爆弾を持って操縦室を制圧。機内は混乱に陥るが、地上で起こっている事態を知った乗客と乗員たちは、わずかな武器を手に立ち上がった…。

監督・製作・脚本 ： ポール・グリーングラス
出演 ： コーリイ・ジョンソン 、 デニー・ディロン 、 タラ・ヒューゴ 、 サイモン・ポーランド 、 デヴィッド・ラッシュ

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コメント 2

ご無沙汰してます。
やはり、実際にあの状況を体験した人たちも映画の中にいたのですね。余りにも緊迫感が本物で、ドキュメンタリーを観てるんじゃないかという気持ちにもなりました。本作品は、無名の俳優たちが凄い演技をしてくれるから、それも良い効果になってますよね。有名な知ってる俳優がいたら、あ～演じてるのねってなってたかもしれないし。
是非とも、多くの方に観て欲しいですね。
by クリス (2006-08-21 09:42) 

＞蟻銀 さん
お久しぶりです。実際に飛行機に乗っていた人はいませんが、応対した人たち、家族のコメントから描かれていったものだそうです。
有名人が演じなくても脚本と演技力と構成力があれば心を揺さぶる映画はできるのだと思いました。ホテルルワンダもよかったですがこれも同様によいです。どちらもドキュメンタリータッチですね。
by まろがぁ (2006-08-25 16:09)