美しき運命の傷痕 [┣映画(ミニシアター)]
製作年 : 2005年 フランス=イタリア=ベルギー=日本
配給 : ビターズ・エンド
公開日: 2006年4月8日
巨匠キェシロフスキの遺稿をもとに、新鋭ダニス・タノヴィッチが豪華なキャストで描いた愛と再生の物語。
以前から気になっていたキシェロフスキーの世界を知りたくなったので見てきました。
キシェロフスキーといえば、二人のベロニカとかトリコロールなど愛と運命を描く監督だ。もうなくなって10年以上たつが、遺稿を元に映画化したのがこの作品らしい。81本目となります。
母親を含め、三姉妹ともさまざまな愛に翻弄されていますが、どれも結局運命だったように思われます。偶然のような出会い、別れ、事件が起きますが結果的に落ち着くところに落ち着く。ある意味納得いかないような結果になっていますが、どの人にとっても残酷な運命なのでしょう。
主人公たちがあまり自分の心の中の動きを話さないのが印象的。フランス映画っぽいテイストを感じる部分でもあります。違う国の映画を見るのはたまにはいいかも。
★★☆☆☆ 星2つです。
あらすじ:三人姉妹の長女のソフィは夫の浮気に悩んでいた。別れを告げたソフィに、家へ戻ってきた夫は「子どもに会わせろ」とドアを叩く。その光景は22年前に父親が出所してきた夜を思い出させた。次女のセリーヌは体の不自由な母親の世話をしている。セリーヌは、教師だった父が全裸の男子生徒と一緒にいる姿を母と共に目撃した。その後、母に告発され、刑務所送りになったのだ。一方、三女のアンヌは、大学教授と不倫関係にあった。
監督・脚色:ダニス・タノヴィッチ
脚本:クシシュトフ・ピェシェヴィチ
出演:エマニュエル・ベアール
マリー・ジラン
ジャック・ペラン
ジャン・ロシュフォール
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