サカキシンイチロウ おいしい店とのつきあい方―サカキシンイチロウの秘密のノート [┣本(旅行・紀行・グルメ)]
第2弾を先に読んでから第1弾を読んでみました。非常に参考になる本でした。
レストランには、「先味」「中味」「後味」があって、「先味」だけよいお店や、「中味」だけよいお店、すべてがよいお店などがあるとのこと。「後味」は前二つのうちどちらかがないとよいとはいえませんね。
ただ食べに行くだけでなく、誰と行くのか、どんな雰囲気の食事なのかということをTPOにあわせて楽しめるお店がやはりよいお店ということになりますね。
そのためには、ただ行くだけではなく、こちらの要望を伝えつつそれを実現してくれることが第一歩らしいです。アメリカでの例や、銀座や、歌舞伎町のお店の話は参考になります。食べ物だけでなく、応対、トイレにいたるまでまた来たいなと思わせる雰囲気を与えてくれるのがよいお店ということになります。
ただよいお店というのではなく、お店にとってよいお客ではなければその関係は構築できません。平日の夜にいったり、込んでいるときは無理な要望はしないなど人付き合いとほんと同じです。一方的に求めるだけではなく、気に入られる(気にしてもらえる)お客でないといけませんね。
客単価のことについても書かれていますが、確かに売り上げというだけでなく、これぐらい使ってほしいというのはお店側にはあると思います。そこまで想定するといいお客というのはまったくそのとおり。そこまで気にできるかどうかはわかりませんが、だらだら粘るのはあまりよろしくありませんね。
昔でいうところの粋な客というのがよろしいかも。
当たり前のことがかかれているんですが、なかなか実践できていないところが注意しなければいけないところかな。
食事が終わって最後までおいしいお店を探してみたいものです。
★★★★★ 星5つです。
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