大石圭 親切なクムジャさん SYMPATHY FOR LADY [┣本(映画原作・ノベライズ・映画関連)]
親切なクムジャさん SYMPATHY FOR LADY VENGEANCE
- 作者: 大石 圭
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/10/25
- メディア: 文庫
映画に多くの登場人物が出てくることから一人ひとりの背景をもっと理解するために小説を読んでみました。
予想通りいくつかの点で詳細がわかったので書き連ねてみます。
工作員コスンヨクは、刑期が終わったあと北へ渡って、クムジャさんの復讐がうまく行ったかどうかを気がかりにしている。
パクイジョンがペクハンサンと結婚したのもクムジャさんの復讐のためであり、笹折ったのはパクイジョンだが結婚を迫ったのはペクハンサンらしい。しかも毎日のように暴力を振るっていたようだ。食事のシーンだけだとよくわからないが、S体質があることが後々わかってくる。
ペクハンサンはパクイジョンと結婚する前に、調査会社に身辺を調べさせていたようだ。もともと疑り深い性格だったようで、クムジャさんと同じ刑務所にいたことまで突き止め何か考えがあって近寄ってきていることも理解している。しかもクムジャさんが復讐しようとしていることも理解しているようで、どんな復讐をするのか楽しみにしているらしい。
クムジャさんを捕まえたチェ刑事は正義よりも仁義を重んじる人であるそうだ。そのためクムジャさんが最後の判断をさせる場に彼を連れて行ったことがよくわかる。
クムジャさんが復讐を成し遂げウォンモに対して贖罪する場面で大きな罪を犯した2人のうち一人は大きな罰を与えられ死んだことを伝えたのだが、残る一人は・・・・とある。果たして誰なのだろうとおもうのだが、それはただ一人であることが明白となった。
最後はどうなったか書きませんが想像できる内容でした。
本編の途中とエンディングが映画と若干違いました。どちらかというとこちらのほうがエンディングとしては好きですね。救われないですけど。
救われた感は映画のままのほうがよいかなぁ。。。。
★★★☆☆ 星3つです。
2005-11-16 01:04
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